南岸低気圧の影響で、関東では5日から6日にかけて雪が降る予想で、東京23区でも雪が積もると予想されている。気象庁は5日午前11時頃、関東などの一部で警報級の大雪となる恐れがあるとして、警戒を呼びかけた。

「おととし都心で降った大雪と同レベルに」

気象庁担当者:
特に箱根から多摩地方、甲信地方、茨城県の北部などでは警報級の大雪となる見込みです。

午前11時頃、神奈川・箱根では既に雪が降っており、この雪雲が6日午後に都心などに来るとみられている。

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天気図では、正午頃に都内でも雪が降り始める見込みで、午後5時頃から夜にかけて強い雪を降らせる雲を示す紫色がかかり、都心では雪のピークになるとみられている。

日付が変わる頃に雪雲はいったん抜けるが、午前7時頃に再び雪雲がかかり、雪が降るとみられている。

6日朝までに予想されている降雪量は、東京・多摩や箱根などで20cm、東京23区で5cmとなっていて、予想より気温が下がれば、さらに雪の量が増える恐れがある。

森山気象予報士:
今回の雪はおととし(2022年)東京都心で降った大雪と同じレベルになる可能性があります。
この時は都心で10cmの積雪を記録しましたが、夕方から状況が急激に悪化したため、高速道路で車の立ち往生が発生するなど多くな影響が出ました。
今回もきょうの帰宅時間帯に雪が強まる可能性があります。さらに明日の朝は気温が下がって、積もった雪が凍結し、通勤通学にも影響が出る可能性があります。

首都高では既に閉鎖を開始する入り口も

警報級の大雪となるおそれがある中、交通機関にも影響が出ている。

空の便では、羽田空港を発着する便に影響が出ていて、日本航空では46便、全日空では30便の欠航が決まっている。

高速道路では、東名高速や中央自動車道の一部区間で、5日正午から午後6時の間に通行止めを開始する可能性があるとしているほか、NEXCOはノーマルタイヤで走行しないよう呼びかけている。

また首都高では、すでに中央環状線などの入り口の閉鎖を始めていて、早い時間から通行止めにする可能性もあるという。

鉄道でも、JR東日本が一部特急列車の運休を発表しているほか、積雪の状況により、首都圏の在来線で大幅な遅れや行き先変更などが発生する可能性があるとしていて、最新の情報に注意が必要だ。

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社会部
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