災害時の医療救護活動に必要な医薬品の確保や供給などを担う、災害薬事コーディネーターを養成するための研修が4日南風原町で開かれました。

災害薬事コーディネーターは、大規模災害の発生時に県や地域の災害対策本部などで、医療救護活動に必要な医薬品の確保や、供給のほか薬剤師の派遣などを担います。

県内ではじめてとなる研修には、本島や離島などで勤務する薬剤師26人が参加しました。

大雨により多数の避難者が出ているとの想定のもと行われた訓練では、まず、指揮系統となる本部を設立し、必要な医薬品がどの薬局で手に入るか情報収集につとめたり、手配するまでの流れを確認しました。

▽講師を務めた福岡大学薬学部江川孝教授:
『(大規模災害が起きると)県外からの支援は沖縄には来られないということになります』『県内の医療資源を使って対応しなくちゃいけない、そういうシミュレーションをしております』

県内には災害薬事コーディネーターは一人もいないということで、県は今後も研修会を開催し、養成していくことにしています。

沖縄テレビ
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