再建が進む首里城正殿の屋根に使われる赤瓦の焼成が1日、与那原町で始まりました。

首里城正殿に使われる赤瓦およそ6万枚は県内4つの工場で製造されることになっていて1日、与那原町の島袋瓦工場で初めて窯に瓦が入れられました。

▽島袋瓦工場 島袋義一代表取締役社長
「既存の瓦とちょっと違うんじゃないかなと皆さん見た目でも分かるようにね。色ムラもない、品質的にも良い、それに限りますね。」

今回の瓦は、火災で焼け残った正殿の赤瓦を砕いた粉末が入れられるほかクチャなどを使った独自の原料で作られます。

また、当山瓦工場でも1日、およそ2000枚の瓦が窯に入れられ焼成が始まりました。

▽当山瓦工場 当山彰代表取締役社長
「日本一の、沖縄一の瓦を作ろうという気持ちで頑張っています。」

職人一丸となって取り組む正殿の赤瓦の製造は4月ごろまで続くということです。

沖縄テレビ
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