今年開館３５周年を迎える糸満市のひめゆり平和祈念資料館の来館者がきのう２４００万人を超えました。
ひめゆり平和祈念資料館は、７９年前の沖縄戦で看護要員として動員された沖縄師範学校女子部と第一高等女学校の生徒や教師２４０人の体験を伝え、戦争の悲惨さと平和の尊さを発信してきました。
３０日、高校の修学旅行で東京から訪れた林和哉さん（１７）が２４００万人目の来館者となり、認定証などを受け取ったあとひめゆり学徒隊についての展示を見て回りました。
▽林和哉さん
「自分たちと同じ年代の人たちが戦争の空爆とかで亡くなっているのが想像できないな。来られていない人もいるんですね、修学旅行に。そういう人たちにも今日学んだことを伝えて広げていきたいと思います。」
今年６月で開館３５周年となる資料館の普天間館長は、２４００万人目を迎え、大勢の人に支えてもらっていることを改めて感じたと感謝しました。
