岸田首相と公明党の山口代表は18日、首相官邸で1時間ほど会談し、能登半島地震への対応や自民党の政治資金の問題などについて意見交換した。
会談後、山口代表は記者団に、岸田首相から、岸田派の収支報告書に不記載があった件で元会計責任者が立件される方向となったことなどを受けて「我が党の政治資金の問題でいろいろご心配をかけていることは申し訳ない」と陳謝があったことを明かした。
また、会談では自民党の派閥のあり方についても話題となり、山口代表から岸田首相に「自民党が主体的に(派閥の)課題を国民にきちんと整理して納得いただくような取り組みが大事だ」と伝えた。
岸田首相は「自民党の大事な課題であるということも認識した上で今後も議論を深めていく」と応じたという。
自民党は来週にも、政治刷新本部で改革の方向性についての中間とりまとめを発表する方向で議論を進めている。