2023年も残りわずか。エリアを盛り上げたスポーツ、郷土勢の活躍を一挙に振り返ります。

岡山市北区の表町商店街に集まった人・人・人。その数、約2000人。全国高校サッカー選手権で岡山市の岡山学芸館が県勢として初の頂点に立ち、新年早々、街は歓喜に包まれました。

3年ぶりの開催となった香川丸亀国際ハーフマラソン。男子は、アレクサンダー・ムティソが8年ぶりに、女子はカムル・パウリンが17年ぶりに大会記録を塗り替えるなど、記録ずくめのレースとなりました。

高校生のスポーツの祭典、インターハイを沸かせたのは津山1年のドルーリー朱瑛里。陸上女子1500メートルの決勝で高校1年の歴代最高記録を塗り替え表彰台に立ちました。

(ドルーリー朱瑛里選手)
「自分のことを日々応援してくれてサポートしてくれる方が岡山にたくさんいるので、結果で恩返しすることができてよかった」

こちらも夏を熱く盛り上げました。夏の甲子園、おかやま山陽が県勢11年ぶりのベスト8進出。日大系列校に3連勝したことでも話題となりました。

高松市で開かれた全国中学校体育大会、競泳男子100メートル背泳ぎでは丸亀南2年の平田統也がデットヒートを制し、金メダルを獲得しました。

(平田統也選手)
「めちゃめちゃ気持ちよかった。最高です!」

一方2023年、現役に別れを告げた選手も。

(倉敷市出身 高橋大輔さん)
・バンクーバー五輪フィギュアスケートシングル日本人初の銅メダル
・近年はアイスダンスに転向し活躍
・5月に約30年の競技生活にピリオド

(高橋大輔さん)
「全部準備ができている中で引退できたのでもう十分やりきったかなぁと」

(高梁市出身 齋藤愛美さん)
・高校2年のインターハイで短距離3種目制覇、ジュニア日本記録更新
・東京五輪400mリレー日本代表
・10月に岡山で最後のレース

(齋藤愛美さん)
「成績というよりは人との出会いや、誰かに感謝の気持ちを持てるようになったので、すごく幸せな競技生活だった」

(倉敷市出身 石井優希さん)
・2010年就実高校から久光スプリングスに加入
・2016年のリオ、2021年の東京と2大会連続で五輪に出場、4月に引退

世界の舞台を目指す戦いも熱を帯びました。世界アーチェリー選手権男子団体で岡山市出身の中西絢哉が銅メダルを獲得。2024年のパリオリンピック代表に内定しました。

(中西絢哉選手)
「東京五輪を落としてから自分でつかめた大会なので、銅以上の色を取って帰りたい」

備前市出身でプロ野球、オリックスの山本由伸投手は、3年連続で沢村賞を受賞。2024年のシーズンからはメジャーリーグ、ドジャースでプレーします。

パリオリンピックの代表選考レースマラソングランドチャンピオンシップには岡山市の天満屋から4人が出場。内定ラインの2位以上には届かず、残る2つの大会に懸けることになりました。

(天満屋 前田穂南選手)
「次、ファイナルチャレンジになる。記録との勝負になってくるので、また継続して記録を狙って頑張りたいなと思います」

そして12月、快挙を成し遂げたのは、岡山市の京山中学校。全国中学校駅伝で、史上2校目となる男女アベック優勝を達成しました。

(5区 京山中学校3年 黒田六花主将)
「みんなで最後は優勝して終わりたいという思いがあったので、本当にそれを成し遂げられたことがすごくうれしいです」

(6区 京山中学校3年 長原武琉主将)
「みんな切磋琢磨しながら上がってきたので、気持ちも一つになって、挑めたかなと思っています。とにかくうれしいです」

ほかにもこのような郷土勢の活躍もありました。

・渡邊雄太選手 バスケ五輪代表権獲得
・草加勝投手 中日ドラフト1位指名
・Juju欧州ツアー女性初チャンピオン
・天満屋クイーンズ駅伝4年ぶりクーインズ8
・岡山湯郷ベル飛躍の3位

2023年もたくさんの感動をありがとうございました。スポーツ全力LIVEでは2024年も郷土選手の活躍をお伝えします。

岡山放送
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