12月7日、東京・八王子市で「クマらしき動物が現れた」と通報がありました。

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目撃情報があったのは、八王子市役所から直線距離で約500m離れた河川敷、周囲には学校や住宅が密集する場所です。

撮影者がいる方向に向かって歩いてくる“謎の生き物”
撮影者がいる方向に向かって歩いてくる“謎の生き物”

当時撮影された映像には、撮影者に向かってくる黒い毛に覆われた“謎の生き物”の姿が映っていました。思わず「え…でか、こわっ…」と恐怖を口にする撮影者。

どこに“クマ”が潜んでいるかわからない状況に、近隣住民も不安を隠せません。

近隣住民:
子供たちの野球の練習をさせに来たら(警察が)クマだったっていう話で、できればもうやめて、きょうは帰っていただければっていう話だったんですね。
本当にクマがこの辺に潜んでいたら。例えば、明け方とか散歩なさっている方も多いので、その辺ちょっと怖いですよね。

映像に残された“謎の黒い生物”

目撃情報があった30分前に、“クマらしき動物”を撮影したという近隣に住む男性は、「めざまし8」に撮影時のことをこう話します。

“クマらしき動物”を撮影した近隣住民:
俺、最初クマだと思いました。結構黒い色だったんですよ。「えっ、クマじゃね?」みたいな。すごいでかくて、たぶん200kgぐらいあるんじゃないですかね。
――体の大きさは?
1m50cmぐらいあるんですかね。だから“やばっ”と思って、それ以上近づかないようにしようと思って。

映像からは、真っ黒な毛におおわれた“のしのし”と歩く動物の姿が確認できます。この動物について、専門家はクマではなく別の生物の可能性があるといいます。

アジア動物医療研究センター パンク町田センター長:
大きい雄のイノシシですね。栄養状態も非常にいいと思います。あそこにすんでいるんじゃないですかね。

しかし、油断は禁物だといいます。

アジア動物医療研究センター パンク町田センター長:
いたらもうできるだけ距離を取った方がいいです。今回の映像はイノシシでしたけど、八王子市(役所付近)にクマがいるという可能性はあると思います。

市は張り紙を設置するなどして、引き続き注意を呼びかけています。
(「めざまし8」12月11日放送)