河野デジタル相は、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」で、車の自動運転導入の必要性と開発の加速について言及した。
河野氏は、高齢者による運転事故を減らすことや、タクシー業界での人手不足やバスの路線削減など、公共交通の課題の解決などのためには「自動運転に頼らざるを得ない」と指摘した。
そのうえで、事故が発生した際の責任について、イギリスで検討されているように開発メーカーに負わせると「開発が進まない可能性がある」との懸念を示し、自動運転の開発・導入の加速には「社会全体でリスクを負い、よりよい社会をみんなで作っていくという考え方は十分にありうる」との認識を示した。
また、河野大臣は、補助金などを積み立てた国の「基金」で不適切な管理が指摘されている問題についても触れ、「デジタルで成果を分析する仕組みを作り、事業の有効性を確認して、中止、継続を判断していくべきだ」と強調した。