4日午前10時半すぎ、佐賀市内にある自身が勤務する佐賀銀行の金庫室から、現金1000万円を盗んだ疑いで、轟木政宏容疑者(55)が逮捕された。轟木容疑者は、業務上金庫内に立ち入ることができる出納担当業務を行っていた。
銀行員が1000万円盗む
自分が勤める銀行の金庫から、現金1000万円を盗んだ55歳の銀行員が逮捕された。
この記事の画像(11枚)逮捕されたのは、佐賀市内の佐賀銀行に勤務する轟木政宏容疑者(55)だ。
4日午前10時半すぎ、自身が勤務する銀行の金庫室から、現金1000万円を盗んだ疑いが持たれている。
盗まれた現金は全額戻ってきているということで、轟木容疑者は調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているという。
佐賀銀行は「高い信用を求められる銀行において、このような不祥事件を発生させたことを深くおわび申し上げます」などとコメントしている。
このニュースについて、全国の系列局のニュースをまとめるFNNプロデュース部・磯部誠二デスクがお伝えする。
不審な行動で容疑者浮上
どのようにして、容疑者逮捕となったのだろうか。
佐賀銀行では午後3時の閉店後に1回、金庫室の定時確認を行っていて、現金1000万円がなくなっていることが発覚し、銀行内をくまなく調べた。
轟木容疑者は、業務上金庫内に立ち入ることができる出納担当業務を行っていて、この確認作業の過程で、不審な行動をしていたことから浮上したとのことだ。
4日夜、銀行から警察に通報し、防犯カメラに犯行中の容疑者が映っていたということから、逮捕につながった。
自身が勤務する銀行でそのような犯行に及んだ場合、すぐにばれて捕まると分かりそうなもの。そこが理解しかねる部分だ。
犯行時刻も、10時37分から39分までの間と特定できている。そのため金庫室内の行動、もしくは、出入りがはっきり防犯カメラに映っていたと想像できるが、銀行のコメントからは詳しくは分からなかった。
動機は何か、これまでにも経験があるのか、何か背景事情があるのか、捜査が続けられている。
(「イット!」 12月5日放送より)