調査会社インテージは6日、日用消費財の中で何がより売れたかを推定販売金額の伸びから振り返る「2023年、売れたものランキング」を公表した。

1位の「強心剤」(前年比183%)は、コロナ禍に苦戦していたが、外国人旅行客の増加とともに売り上げが急回復した。訪日外国人に人気の「ビタミンB1剤」(前年比148%)は4位だった。

2位の「口紅」(前年比164%)は、2021年にコロナ前の約3分の1まで販売金額が激減したものの、2023年は2019年比でも8割超えまで戻り、7位「ほほべに」(前年比139%)や11位「リップクリーム」(前年比135%)など、化粧品は脱マスクの流れが結果に反映した。

一方、販売が苦戦したものの下位ランキングでは1位が「体温計」(前年比61%)、2位が「殺菌消毒剤」(72%)、3位が「マスク」(75%)とコロナ渦でよく売れた衛生用品が苦戦した。

ランキングのトップ10は以下の通り。

【2023年の金額前年比 上位ランキング】
1位  強心剤(前年比183%)
2位  口紅(前年比164%)
3位  検査薬(前年比159%)
4位  ビタミンB1剤(前年比148%)
5位  総合感冒薬(前年比143%)
6位  鎮咳去痰剤(前年比139%)
7位  ほほべに(前年比139%)
8位  乳酸菌飲料(前年比139%)
9位  日焼け・日焼け止め(前年比138%)
10位 口腔用薬(前年比137%) 

(フジテレビ経済部)

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