気候変動対策を話し合う国連のCOP28のためアラブ首長国連邦(UAE)を訪問していた岸田首相が3日、帰国した。
政府専用機でUAEのドバイを出発した岸田首相は3日午後、羽田空港に到着した。
UAE訪問中に岸田首相は、COP28の会合で、「温室効果ガスの排出削減対策が講じられていない新規の国内石炭火力発電所の建設を終了する」と表明したほか、悪化するイスラエル・ガザ情勢を巡って、中東各国の首脳らと会談を重ねた。
一方、国内では、自民党の派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、最大派閥・安倍派で収入を「裏金」としていた疑惑が浮上。
岸田首相はUAEで記者団に、「国民に疑念が持たれていることは大変遺憾だ。党としても対応を考えていく」と述べているが、厳しい世論に加え、国会での野党の追及も待ち構えていて、険しい政権運営が続くことになる。
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