アメリカ軍の輸送機オスプレイが鹿児島県の屋久島沖で墜落した事故を受け、防衛省の茂木陽報道官は1日、アメリカ側からの情報提供は十分ではないとの認識を示した。
アメリカ側は1日朝、墜落したオスプレイと同型のCVー22の飛行は現在行っておらず、日本に配備している全てのオスプレイは徹底的かつ慎重な整備と安全点検を行った上で運用しているなどと説明した。
茂木報道官は会見で、「現時点でこの情報提供は十分なものではないと認識している」と述べた上で、「さらなる情報提供が不可欠だ。情報を受けて日米間で確認作業を行っていく必要もある」と強調した。
また、防衛省は、捜索・救助活動を除き、飛行の安全が確認されてからオスプレイの飛行を行うよう要請してきたが、アメリカ国防総省のシン副報道官は「運用停止の正式な要請が日本からあったわけではない」と発言した。
これについて茂木報道官は、「防衛省の要請について国防総省にも共有されていると本日改めて確認した」と強調した。