岸田首相は、肝いりの経済対策の裏打ちとなる、2023年度補正予算が参議院本会議で可決・成立したことを受け、首相官邸で、引き続き物価高を乗り越える対策を行う考えを示した。
岸田首相は「デフレ脱却に向けて、正念場を迎えている、このチャンスをつかみ取らなければならないということについて理解をいただけたのではないかと思う」と述べ、補正予算の成立で、経済対策への一定の理解が得られたとの認識を示した。
今後については、「物価高を乗り越える賃上げに向けて、政府として、官民協力して賃上げを目指す。賃上げ促進税制、住民税・所得税の減税などあらゆる政策を動員して物価高を乗り越える賃上げ実現に向けて努力したい」と述べた。
補正予算は、自民、公明に加え、野党の日本維新の会、国民民主なども賛成したことについては、「与党のみならず、国民民主党、日本維新の会にも賛同いただいた」と述べた。