日米韓3カ国で北朝鮮のミサイル情報を共有する新たな防衛システムについて、北朝鮮が偵察衛星を打ち上げた21日に試験運用を行ったものの「不具合」が出ていたことがFNNの取材でわかった。
日米韓3カ国は、北朝鮮がミサイルを発射した際に即時に情報を共有するシステムを連携・強化することを確認し、ミサイル防衛の要として年内の運用開始を目指している。
現在、日本と韓国の間ではミサイル情報は事後の交換にとどめてきたが、新たなシステムでは、アメリカ軍を介してシステムを連結し、発射直後から情報を共有する。
日韓の防衛当局関係者によると、21日深夜に北朝鮮が軍事偵察衛星を打ち上げた際、このシステムの試験運用を行ったところ、一部に不具合が発生しミサイル情報の共有ができなかったという。
3カ国は11月12日に日米韓防衛相会談を開き、年内の運用開始に向け最終段階に入っているとしていて、今後、システムの改修を急ぐことにしている。
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