職員による利用者への暴言や身体的拘束などの虐待があったとして、倉敷市は市内のグループホームに対し、新規の入所者の受け入れ6カ月間停止の行政処分を行いました。

職員による虐待行為があったのは、倉敷市菰池にある認知症の人のための介護施設、「グループホーム長楽園」です。倉敷市によりますと、この施設では2023年7月、朝リビングに来るのが遅かった女性利用者に対し、職員が「いつも遅い。お前だけだ。ほかのみんなが迷惑している」などと強い口調でしっ責しました。

また、同じ職員は男性利用者にも「手首が痛い痛いうるさい。男なら我慢せえ」と暴言を吐いたということです。

このほか、複数の職員が必要な記録をとらずに、夜間ベッドの柵で利用者13人の行動を制限する身体的拘束があったことも分かりました。

市が2023年7月、関係者からの通報を受け監査したところ、虐待が確認されたもので、市は介護保険法に基づき、この施設に対し12月1日から6カ月間、新規利用者の受け入れ停止の処分を行いました。

岡山放送
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