税金滞納問題で神田財務副大臣が更迭され、内閣改造後に副大臣と政務官の計3人が辞任する「辞任ドミノ」となっていることについて、14日、自民党幹部から「極めて異常な状態だ」などと苦言が相次いだ。

森山裕総務会長は記者会見で、「3人続けての辞任は極めて異常な状態だ」と指摘した上で、「1日も早く信頼回復に努めることが今は大事なことだ」と強調した。

また、梶山弘志幹事長代行は、神田副大臣更迭のタイミングが週明けになり、野党などから「遅すぎた」などと批判を受けていることについて「(神田氏)本人の意向も重視しながらやりとりしたと思うが、早めにこういうものは決着すべきだと思う」と首相官邸の対応に苦言を呈した。

自民党の役員連絡会では、茂木敏充幹事長が神田氏の更迭に触れ、「大変遺憾なことであり、深く反省し二度とこのようなことがないよう緊張感をもって対応していきたい」と述べた。