森ビルのシンクタンクが発表した今年の「世界の都市総合力ランキング」で、東京は8年連続で3位となった。

1位はロンドン、2位はニューヨークで去年から上位のランキングに変化はなかった。

国際博覧会を開催したドバイが初めてトップ10にランクインした一方、上海はコロナの水際対策が長引いたことが影響しトップ10から外れた。

東京は総合では3位をキープしたものの、「経済」の分野では去年の5位から10位へ大きく順位を下げた。

「優秀な人材確保」や「法人税率」など例年の課題が改善されていないほか、ことしは「賃金水準」や、ネット環境やコワーキングスペースの数などで評価する「ワークプレイス充実度」が足を引っ張る要因となった。

一方、「居住」分野では、円安の影響で、住宅賃料や物価水準の低さにより生活コストが安い都市として去年の11位から3位に順位を上げた。