アメリカのトランプ前大統領の一族が経営する企業による不正をめぐる民事訴訟で8日、長女のイバンカ氏がニューヨーク州裁判所に出廷し証言した。

イバンカ氏は、一族が経営する企業が資産価値を偽って不正に利益を得ていたことについて「詳しく知る立場になかった」と主張し関与を否定した。

イバンカ氏はまた、不動産取引事業に携わっていたことは認めたが、「具体的なことは何も覚えていない」と繰り返し強調した。

トランプ・オーガニゼーションの副社長を務めていたイバンカ氏は、「3人の子どもと暮らしていて、学校がある週に証言を要求されるのは不当」と証言を拒否していたことに批判の声が上がっていた。

裁判は12月半ばまで続く見通し。

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国際取材部
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