フィリピンを拠点にした特殊詐欺事件で、「かけ子」として関わった女が初公判で起訴内容を認めた。

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熊井ひとみ被告は2019年、仲間とともに、フィリピンから高齢者に嘘の電話をかけ、キャッシュカードを盗んで現金約410万円を引き出した窃盗の罪に問われている。

熊井被告は初公判で、「間違いありません」と起訴内容を認めた。

被告人質問では、「友人から『1カ月だけ海外でアルバイトをしてみないか』と誘われ、フィリピンに行った」と述べた。

検察側は冒頭陳述で、詐欺グループの中で、「イイジマ」という偽名を名乗っていたなどと指摘した。

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