ギネス世界記録認定書とともに写る、少し戸惑ったような表情を浮かべる犬。「世界最高齢の犬」としてギネス世界記録に認定されていた、オス犬「ボビ」だ。
この記事の画像(15枚)ボビは、2023年10月20日にポルトガルで31歳と165日の生涯を終え、大きな話題になった。しかし、この「世界最高齢の犬」に年齢詐称疑惑が浮上しているのだ。
年齢は飼い主の自己申告…獣医師らが疑問
「世界最高齢犬『ボビ』の実年齢を調査へ」
ギネス本部があるイギリスのガーディアン紙は10月29日、こう報じた。記事によると、獣医師らは生物学的に犬が31歳まで、人間であれば200歳相当まで本当に生きられるのか疑問を抱いているという。
ボビの年齢については飼い主の自己申告であり、遺伝子検査などで正確な年齢が調べられることはなかった。
“足先の色”が違う?昔の写真と比較すると…
また、その疑惑を裏付けるかのようなある写真も注目されている。
1999年のボビの写真としてギネスのホームページに掲載されている写真では、靴下を履いているかのように足先が白色なのが確認できる。
しかし、ギネス世界記録認定後の2023年2月の映像では、足先は茶色のように見える。
これに対しSNSでは、「昔は白い靴下を履いたような犬だったのに、どうして?」「亡くなる前に調べておいてよ!」といった声が上がった。
FNNはボビの飼い主に取材を申し込んだが、現在のところ返答はない。一方、ギネスワールドレコーズは、「記録の正当性をめぐる疑問は承知しており、検証しているところだ」と回答した。
(「イット!」11月1日放送より)
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