日付の1が4つ並ぶことで、中国で「独身の日」とされる11月11日に向け、世界最大規模のインターネットセールが本格的にスタートした。
中国では、31日の午後8時を過ぎると、商品が一気に売れ始めた。
「独身の日」に向けて開かれるセールは「ダブルイレブン」と呼ばれ、2022年は22兆円以上を売り上げた。
中でも、セールが本格的にスタートする10月31日は、最大の売り上げが見込める。
こうした中、この日に勝負をかける日本企業もある。
熊本県の化粧品メーカー「再春館製薬所」は、2021年から中国へのネット販売を始めたばかり。
セールが最も盛り上がる時間に合わせて、中国のインフルエンサーに生配信で商品を売り込んでもらう作戦。
再春館製薬所 海外事業部・酒井智禾さん「知名度が足りないというのは確実なのだが、今回のダブルイレブンでもっと多くのお客さまにうちの商品を知ってほしい」
以前は「たくさん売れること」だけが注目されていたダブルイレブンだが、今は企業と消費者の出会いの場としても期待を集めている。
セールは「独身の日」の11月11日まで続く。