木原防衛相は31日の会見で、北朝鮮が軍事偵察衛星の打ち上げを予告する10月を過ぎても、自衛隊に対する破壊措置命令を継続する方針を明らかにした。
北朝鮮はこれまでに、軍事偵察衛星の3回目の打ち上げを10月中に断行すると予告していた。
これに対し、防衛省は破壊措置命令を継続し、沖縄県内に地上配備型迎撃システム「PACー3」、東シナ海に迎撃ミサイル搭載のイージス艦を展開している。
木原防衛相は「10月は過ぎるが、引き続き北朝鮮から弾道ミサイル技術を使用した発射が強行される可能性はある」との見方を示した上で「破壊措置命令を継続し、必要な体制を維持する」と強調した。