アメリカ政府は26日、中東地域で相次ぐアメリカ軍施設への攻撃の対抗措置(報復)として、シリアにあるイラン革命防衛隊などが使用する2カ所の施設を、攻撃したと発表した。
オースティン国防長官は声明で、シリア東部でイランのイスラム革命防衛隊と、その関連組織が使用している2つの施設に対して「自衛のための攻撃を行った」と発表した。
中東地域で相次ぐアメリカ軍施設への攻撃の対抗措置(報復)とした上で、「イランが支援するアメリカ軍への攻撃は容認できず、止めなければならない」と強調し、バイデン大統領の指示によって行われたとしている。
アメリカ国防総省は、10月17日以降に、シリアやイランにあるアメリカ軍施設などが少なくとも16回、イランが支援する勢力による攻撃を受け、21人の兵士が負傷したと発表している。