総務省が27日発表した、10月の東京都区部の生鮮食品を除く消費者物価指数は、前年同月比2.7%上昇した。

前年同月を上回るのは26カ月連続。政府による電気代、都市ガス代の補助が半減したことが全体を押し上げた。

品目別では、生鮮食品を除く食料が、原材料価格の高騰などを販売価格に転嫁する動きが続いていることを受け、7.3%上昇した。

また、宿泊料は42.8%伸び、インバウンド需要の増加などが押し上げた。

東京都区部の消費者物価指数は全国に先駆けて発表され、先行指標とされている。

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