ロシア第2位の石油会社ルクオイルは24日、会長のウラジーミル・ネクラソフ氏が急性心不全で死亡したと発表した。
ルクオイルでは2022年5月以降、幹部の死亡が相次いでいて、ネクラソフ氏で3人目。
ロシアのネットメディアによると、ネクラソフ氏はモスクワ市内の自宅で倒れているところを妻に発見され、その後死亡が確認された。
ルクオイル社をめぐっては、2022年5月に幹部のアレクサンドル・スボチン氏が心不全で急死、9月には前会長のラビル・マガノフ氏が病院の窓から転落して死亡していて、およそ1年半で幹部3人が相次いで死亡する事態となっている。
ルクオイルは2022年3月、取締役会でロシアのウクライナ侵攻に対して、「ウクライナで現在進行中の悲劇的な出来事に懸念を表明し、この悲劇の影響を受けたすべての人々に深い同情を表明します」などとする異例の声明を発表していた。