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株式会社ぴんぴんころりは2017年に「高齢者の生きがいを創出し、生涯現役社会をつくる」をビジョンに掲げ創業。高齢者支援やシニアの健康、生きがいの創造に関する事業を展開している企業です。



主力事業である「東京かあさん」は2019年4月にサービスを開始。約4年半が経った現在、ワーカーとして登録するお母さんの数は約1,500人と増え続けているほか、ご家庭からの依頼数も右肩上がりに。新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた厳しい時期もありましたが、順調に成長を遂げています。


今回は「東京かあさん」がどのようにして生まれたのか、苦しいコロナ禍を経て、シニアと子育て世帯双方から根強いニーズがあり続ける理由について、広報担当の鏡味(かがみ)よりお伝えします。



ご家庭サポート「東京かあさん」が誕生した経緯は、創業者小日向の「高齢者の『はたらく』を応援したい想い」から

「東京かあさん」とは、“東京にもう1人のお母さんを” をコンセプトにした、総合的なご家庭サポートサービスです。熟練主婦が個人家庭に訪問し、家事代行やベビーシッターの枠を超えて、掃除・洗濯・買い物・料理・食器洗い・子育てのヘルプ・送迎・お出かけの付添・ペットケア・整理収納・相談相手など幅広くお手伝いいたします。ときには料理や掃除のコツを教えたり、育児の悩み相談に乗ったり、まるで親子のような関係でサポートすることが特徴です。お母さんの平均年齢は65歳、利用者の8割超が子育て世帯、そしてそのほとんどが共働き世帯です。



「東京かあさん」を運営する株式会社ぴんぴんころりは、2017年に小日向えりが創業しました。創業のきっかけは小日向の祖母。80歳近くまで生き生きと働いていましたが、仕事を辞めた途端に元気がなくなり、その後怪我で入院をしてしまいました。

「元気だったおばあちゃんがどうして…」という大きなショックと同時に、祖母にとっては働くことがビタミン剤だったことにも気付きました。「東京かあさん」は現在たくさんの子育て家庭をお手伝いしていますが、高齢者の「はたらく」を応援したい想いから始まったサービスです。「株式会社ぴんぴんころり」という社名はポジティブな意味で、「寝たきりの期間を減らして高齢者にずっと元気でいてほしい」という願いを込めています。


主婦経験・育児経験は大きな財産。家事代行やベビーシッターには難しい総合的な課題解決ができる「東京かあさん」

シニアが長く楽しく働ける仕事を探していたときに、家事代行の求人は高齢者の方も活躍していることに気づき、家事サポートがいいのではないかと思いつきました。熟練主婦が長年培ってきた家事経験は大きな財産、そして感謝されるお仕事になるのではないかと。

家事代行やベビーシッターサービスは多数ありますが、「東京かあさん」と既存サービスとの大きな違いは、総合的なご家庭サポートサービスであることです。家事代行ではベビーシッターや送迎は頼めず、ベビーシッターだと家事は頼めないところがほとんどです。どちらも依頼すると高額すぎて手が出せないなど、「東京かあさん」は手軽に利用しにくい、柔軟性に欠けるという既存サービスの課題を解決しています。

既存サービスだと、料理と掃除、それぞれ依頼すると2人のスタッフが派遣されたり、別料金が発生したりするようですが、「東京かあさん」は専任のお母さんにその時どきに応じたサポートを依頼することができます。またいつもはお掃除とお洗濯をお願いしているけれど、今回は食材がたくさんあるのでお料理も作ってほしいとリクエストすることも可能。「お母さんに頼めることはなんでもOK」と幅広く柔軟なサポートが可能なので、初めは忙しい単身のビジネスパーソンにハマるサービスではないかと想定していました。


子育て世帯からの「お母さん」ニーズに気付く

ところが2019年に実証実験を始めてみると、想像以上に共働き、子育て世帯の女性たちからの需要が高いことがわかりました。仕事と家庭の両立で心身の余裕がなかったり、孤独を感じたりしている子育てママたちにすごく刺さったと考えています。現在も子育て世帯からの支持は厚く、「東京かあさん」利用者の8割以上が子育て世帯となっています。

小さなお子さんを育てるママたちは家事だけでなく、育児のサポートも同時に頼みます。遊び相手、送迎、病院の付き添い、食事や入浴の介助、兄弟がいるママだとお兄ちゃんの習い事に行っている間の弟くんとの留守番など、依頼内容は多岐にわたります。育児経験がある熟練主婦は新米ママにとって、とても頼もしい味方となっているようです。


初めは“家事サポート”にフォーカスしていたのですが、思いがけず子育て世帯からの反響を受け、「東京かあさん」のコンセプトは家事も育児もペットシッター、人生相談まで、お母さんができることは全力でサポートをする“おせっかいなご家庭サポート”という形に変えていくことにしました。



社会情勢の変化を乗り越え、巻き返しを期す

コンセプトが固まり、「東京かあさん」がどんどん盛り上がっていくことを期待していた矢先、新型コロナウイルス感染症の大流行により、思いがけず新規事業は暗礁に乗り上げてしまいました。「東京かあさん」は対面サービスであるゆえ、利用申し込みもお母さん登録も激減してしまったのです。

経営判断を迫られた苦しい時期でしたが、それでも「東京かあさん」に対する根強いニーズはありました。こういった状況でも「やっぱり利用したい」「お母さんに頼りたい」という方も大勢いらっしゃったのです。どんな社会情勢でも、育児や家事に一日たりとも休みはありません。求めてくださる利用者がいる限り、「とにかく今の状況を乗り切ろう」という目標で今日まで進んできました。

これまで、売り上げとしては毎年約120%増のプラス220%で推移しています。想定していた成長のスピードには及ばず物足りない面はありますが、それでもおかげさまで継続した成長を実現。お母さんの登録数も増え続けており、現在約1,500名のお母さんが在籍しています。



異なる世代の架け橋に、ウェルビーイングを向上し合えるサービスに

お母さん側からすると、人生100年時代に突入しています。65歳で定年を迎えてもあと30年動ける世の中で、エネルギーを持て余していて、誰かの役に立ちたい、頼りにされたいという方も増えているでしょう。老後と呼ばれる時期では、余暇を利用して遊ぶというのも生きがいの一つではあると思います。しかし「社会の役に立ちたい」という要求は、65歳を過ぎても芽生えるものだと思います。「こんな私でもお役に立てて嬉しい」「ありがとうと言われることが生きがい」「小さな子どもの成長に関われて幸せ」といったお母さんからの声も多くいただきます。


一方利用者側から見ると、共働きのご家庭が増えていて、女性の活躍推進のムードも強まるばかりです。育児と家事でキャパオーバーというケースが増えてきているのだと体感しています。育児も家事も柔軟にお願いしたいというニーズは確実にあり、これからも伸び続けていくと考えています。


このような事情がある中で、「東京かあさん」はワーカーと利用者のニーズがはまったサービスなのではないかと思っています。血は繋がっていないけれど家族のように頼れる「サードファミリー」という新しい文化を、私たちは築いていけたらと考えています。



身近な人と話していると、育児とキャリアの両立に悩んでいる女性は本当に多いです。私もその当事者の一人ですが、悩めるワーママの根っこにある問題は「頼りたい存在が近くにいない」「助けてほしいと言えない」ことなのかなと思っています。家事も育児も仕事も自分らしく頑張ることは素晴らしいことであるはずなのに、どうしてこうも難しく、複雑なのかなと虚しくなることも。「東京かあさん」には頼もしい、かつ、パワフルで温かいお母さんがたくさん在籍しています。「東京かあさん」がシニアと子育て世帯の架け橋となり、どちらにとっても「ウェルビーイング」に繋がるサービスになることを願い、事業拡大を目指していきたいです。



会社概要

会社名:株式会社ぴんぴんころり

代表取締役:小日向えり

住所:東京都品川区東五反田2-5-2 CASK GOTANDA605

設立:2017年7月

事業内容:シニアの健康及び生きがいの創造に関する事業

企業HP:https://kasan.tokyo/corp/

東京かあさんHP:https://kasan.tokyo/




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