日本とアメリカの製薬会社が開発したアルツハイマー病の初めての治療薬「レカネマブ」が正式に承認された。

製薬大手エーザイとアメリカのバイオジェンが開発した「レカネマブ」は、アルツハイマー病の原因とされる脳内に溜まるたんぱく質を除去するため、病気の進行を抑制する効果が期待される。

軽い認知障害やアルツハイマー病の患者が対象で、これまでの臨床試験では患者の症状を27%抑制できるとの結果が出ているが、脳のむくみや出血などの副作用も確認されている。

厚労省は25日、製造販売を正式に承認し、今後、公的医療保険の適用対象とするための薬価を決め、年内にも医療現場で使えるようになる見通しだ。

社会部
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