バレーボールのFIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023は女子大会が9月16日に開幕し、日本代表(世界ランキング8位)はペルーとの初戦を3-0で勝利した。2戦目となる17日は南米のアルゼンチン(同19位)と対戦する。

オリンピックでは初出場の2016年リオデジャネイロ大会で9位。続く東京2020大会は11位と成績こそ振るわずとも、2大会連続で出場を果たしているアルゼンチン。3大会連続のオリンピックを“ココで、決める”べく来日した。

アルゼンチンも今大会でパリ五輪を決めたい(写真:©️FIVB)
アルゼンチンも今大会でパリ五輪を決めたい(写真:©️FIVB)
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東京2020オリンピックで銅メダルを獲得したアルゼンチン男子代表に比べると、女子代表は昨年の世界選手権で16位と目立った実績はないが、今年8月の南米選手権では準優勝に輝いている。

アルゼンチンの注目選手は

現在のチームは年齢幅も広く、バランスが取れている印象で、34歳のベテランエース、パウラ・ニセティチ(背番号3)はサーブレシーブで崩されることなく攻撃の起点に。一方で、キャプテンを務めるメイヤー・ビクトリア(背番号14)は22歳のセッターである。

17番 カンデラリア・ヘレラと14番 メイヤー・ビクトリア(写真:©️FIVB)
17番 カンデラリア・ヘレラと14番 メイヤー・ビクトリア(写真:©️FIVB)

要警戒の選手は南米選手権ベストミドルブロッカーのカンデラリア・ヘレラ(背番号17)と、オポジットのビアンカ・クグノ(背番号9)。ヘレラは機動力を生かしたアタックで攻撃のアクセントに。また、現在20歳のクグノは成長著しく、南米選手権ではペルーを相手に19得点をマークした。なお、この2人はリーチの長さも併せ持つ。

ブロックに警戒 カンデラリア・ヘレラ(写真:©️FIVB)
ブロックに警戒 カンデラリア・ヘレラ(写真:©️FIVB)

16日の大会初日ではブラジルとの“南米対決”でストレート負けを喫したが、その試合ではヘレラが両チーム通して最多6本のブロックポイントをマーク。フィジカル面の差は、日本戦でも勝敗を左右する要素となるだろう。

日本2連勝へ 勝負のカギは

とはいえ、日本は初戦でキャプテン・古賀紗理那が最多14得点と活躍、チームとしても磨いてきたサーブが効果を発揮した。

ペルー戦では14得点と活躍した古賀紗理那(写真:©️FIVB)
ペルー戦では14得点と活躍した古賀紗理那(写真:©️FIVB)

アルゼンチン戦で連勝を果たし、パリオリンピックの切符獲得へ勢いづきたいところだ。

文/坂口功将(月刊バレーボール編集部)

FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023
日本戦全戦をフジテレビ系独占中継!
9月17日(日)日本 対 アルゼンチン
女子大会 9月16日(土)―9月24日(日)
男子大会9月30日(土)―10月8日(日)
東京・国立代々木競技場 第一体育館にて開催

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。