家族の思い出の詰まった愛車が、窃盗被害に…。
不審な2人組に盗まれる一部始終を、防犯カメラが捉えていました。
8月29日未明、茨城・稲敷市にある駐車場に突如現れた白い車。車から出てきたのは、白い服を着た2人の人物です。
駐車場に侵入し、奥に駐車している黒い車に真っすぐ向かっていきます。
1人は、黒い車のフロント部分を触りながら何か作業。
もう1人は見張りをしているのでしょうか、駐車場の入り口付近で辺りの様子をうかがっているように見えます。
約15分後、車のライトが点灯。
このまま盗んでいくのかと思いきや、2人は、逃げるように現場を離れました。
しかし、その5分後、再び現場に戻ってきた2人は、今度は車を盗みそのまま逃走しました。
父のために描いた娘の絵に“涙”
見通しのいい駐車場に止めてあった、被害者の愛車。
被害者:
普段からここに止めてあって、多分(自分の黒い車に)目星つけてたと思うんですよね。
盗難被害に遭った黒い大型の車は、高額なパーツなどをつけていたため総額900万円ほどだといいます。
しかし被害者は、その金額以上に悔しいことが…。
被害者:
(盗まれる前)最後に旅行へ行って、子供達と…。
見せてくれたのは、車が盗まれる前に、家族で旅行した際の写真。そこには、笑顔で車と一緒に写真を撮る微笑ましい姿が。
子供たちにとっても、思い出が詰まった大好きな車だったといいます。
被害者:
(車を盗まれた後、娘が)絵を描いてくれて、車の。泣いて自分のところに来て、それで余計ショック受けちゃいましたね、自分が。
悲しむ父のために、小学生の娘が描いてくれた、盗まれてしまった家族の愛車の絵。
警察は、防犯カメラの映像などを元に、捜査を進めているということです。
(めざまし8 9月7日放送)