岸田首相は1日夕、記者団の取材に応じ、野村農水相が福島第一原発の処理水をめぐり「汚染水」と発言したことで、大臣の資質を疑問視する声が野党から出ていることについて「発言については言い間違いとはいえ不適切であり極めて遺憾であると思っている」と述べた。
その上で「対策のスピード感が大事だと考えている。よって早急に対策をとりままとめてもらい、全力を尽くすことで信頼を挽回してもらうことが重要だと思う。こうした考えで大臣に努力してもらいたい」と述べた。
また、1日に発足した内閣感染症危機管理統括庁については「各省庁を巨力に束ねる扇の要」だとした上で、「新型コロナへの対応に万全を期すことと、次の感染症への備えに万全を期すことに取り組まなければならない」と語った。