日本大学アメリカンフットボール部の部員が大麻と覚醒剤を所持した疑いで逮捕された事件を受け、日大の林真理子理事長と酒井健夫学長が会見した。

会見で酒井学長は、去年10月にアメリカンフットボール部の保護者から、学生寮で大麻を使っていないか調査するようにとの依頼があったことを明らかにした。部の指導陣が部員121人に対して10月30日から11月6日に聞き取り調査を実施したところ、大麻使用は確認出来なかったということだ。

しかし11月下旬に、アメフト部員から「大麻とみられるものを7月ごろに吸った」との自己申告が、部の指導陣に対してあったという。アメリカンフットボール部として警察に相談したところ、本人からの申告のみで物的証拠がないことや、4カ月が経過していて、吸ったとされるものが大麻かどうか確認出来ないことから、事実の立証は困難との回答が警察からあったとしている。

そこで自己申告した学生には部の指導部から厳重注意したうえで、警察官を招いて、薬物乱用防止の講習会を行ったという。

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