今年度の最低賃金をめぐり、全国平均の時給を1,002円とする目安がまとまった。1,000円台は初めて。

厚生労働省の審議会は28日、5回目の協議を行い、企業が労働者に支払うべき今年度の最低賃金の目安を、現在の961円から41円引き上げ、全国平均で時給1,002円とすることを決めた。1,000円台に到達するのは初めて。

昨年度の引き上げ額31円を上回って、過去最大を更新し、岸田政権が目指す「最低賃金1,000円」を達成した形となった。

具体的な引き上げ額は、決められた目安をもとに、今後、都道府県ごとに決定される予定で、2023年10月ごろに適用される見通し。

社会部
社会部

今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロー。天皇陛下など皇室の動向、都政から首都圏自治体の行政も担当。社会問題、調査報道については、分野の垣根を越えて取材に取り組んでいます。