今年度の最低賃金をめぐり、全国平均の時給を1,002円とする目安がまとまった。1,000円台は初めて。
厚生労働省の審議会は28日、5回目の協議を行い、企業が労働者に支払うべき今年度の最低賃金の目安を、現在の961円から41円引き上げ、全国平均で時給1,002円とすることを決めた。1,000円台に到達するのは初めて。
昨年度の引き上げ額31円を上回って、過去最大を更新し、岸田政権が目指す「最低賃金1,000円」を達成した形となった。
具体的な引き上げ額は、決められた目安をもとに、今後、都道府県ごとに決定される予定で、2023年10月ごろに適用される見通し。