ホンダは2026年シーズンから自動車レースの最高峰「F1」に復帰すると発表した。1980年代後半から90年代にかけて「マクラーレン・ホンダ」として黄金時代を築いたホンダがF1に帰ってくる。

ホンダによると、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン・チームにパワーユニットを供給する形での参戦で、チーム名は「Aston Martin Aramco Honda(アストンマーティン・アラムコ・ホンダ)」となる。

ホンダは、カーボンニュートラルに向けて経営資源を集中するため、2021年にF1から撤退していた。

2026年からF1のルールが改正され、100%カーボンニュートラル燃料の使用が義務付けられるとともに、最高出力の50%をエンジン、50%を電動モーターで賄う形になることが復帰の理由だ。

ホンダの三部敏宏社長は「F1が、Hondaの目指すカーボンニュートラルの方向性と合致する、サステナブルな存在となり、私たちの電動化技術を促進するプラットフォームになる」とコメントしている。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。