ホンダは2026年シーズンから自動車レースの最高峰「F1」に復帰すると発表した。1980年代後半から90年代にかけて「マクラーレン・ホンダ」として黄金時代を築いたホンダがF1に帰ってくる。
ホンダによると、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン・チームにパワーユニットを供給する形での参戦で、チーム名は「Aston Martin Aramco Honda(アストンマーティン・アラムコ・ホンダ)」となる。
ホンダは、カーボンニュートラルに向けて経営資源を集中するため、2021年にF1から撤退していた。
2026年からF1のルールが改正され、100%カーボンニュートラル燃料の使用が義務付けられるとともに、最高出力の50%をエンジン、50%を電動モーターで賄う形になることが復帰の理由だ。
ホンダの三部敏宏社長は「F1が、Hondaの目指すカーボンニュートラルの方向性と合致する、サステナブルな存在となり、私たちの電動化技術を促進するプラットフォームになる」とコメントしている。