国民民主党の玉木代表は24日、支援組織「連合」の芳野会長との会談で、衆院選での立憲民主党との候補者調整を求められたが、「現段階では擁立作業を加速していかなければならない」と述べ、国民独自の候補擁立を優先させる立場を伝えた。
玉木氏ら国民民主党の幹部は、最大の支援団体である労働組合の中央組織「連合」の芳野会長らと東京都内のホテルで会談した。
次期衆院選を巡り、芳野会長は、地方組織から「一枚岩になって戦いたいという意見が出ている」として、連合が国民民主とともに支援する立憲民主と、小選挙区での候補者調整を行うよう促した。
これに対して、玉木氏は「現段階では擁立作業を加速していかなければならない」と述べ、立憲と候補者調整する段階にないとの認識を示した。
立憲と国民の協力を巡っては、芳野会長が17日に立憲の泉代表らと会談した際、「距離を縮められるよう協力して欲しい」との要請を受けていた。