四国電力と中国電力による家庭向けなどの規制料金の値上げ申請について、5月19日、国が認可し、6月1日からの値上げが正式に決まりました。

(四国電力 長井啓介社長)
「現下の厳しい経済情勢において、多大な負担をお願いすることになり、大変心苦しい限り」

四国電力の長井社長は、19日の会見で改めて値上げに理解を求めました。19日、国に認可された家庭向けなどの規制料金の値上げ幅は、平均28.74%で、標準的な家庭では、1カ月あたり2155円負担が増えるということです。

値上げは6月1日からですが、政府の緩和措置により、9月の使用分までは、標準的な家庭で1カ月当たり1820円分軽減されます。

今後については、発電などに必要な燃料価格が下がれば料金に反映される仕組みになっていることから、燃料価格の下落が続き、利用者の負担が少なくなることを願っていると話しました。

一方、中国電力が認可された値上げ幅は平均で26.11%で、6月1日から標準的な家庭のモデルで、ひと月あたり約1667円負担が増える見込みです。

岡山放送
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