日銀が5月15日発表した、企業の間で取引されるモノの価格を示す4月の企業物価指数は、119.8で、前の年の同じ月から5.8%上昇した。
上昇率は3月の7.4%から鈍化し、4ヶ月連続で縮小しているものの、高い水準が続いている。
調査した515品目のうち、およそ8割にのぼる431品目が上昇した。
政府の電気・都市ガス料金への負担緩和策や資源価格の上昇が一服したものの、幅広い品目で販売価格に転嫁する動きが広がっている。
一方、輸入物価指数(円ベース)の上昇率はマイナス2・9%で、26か月ぶりにマイナスに転じた。