ケージの下敷きになった女子部員重体

高校の女子野球部で部員がバッティングケージの下敷きになる事故が起きていたことがわかった。

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5月12日高校が緊急会見し、このグラウンドを使うのは初めてだったことを明らかにした。

高校の女子硬式野球部員が倒れたバッティングケージの下敷きになる事故が起き、女子部員は意識不明の重体となっている。

12日午後3時ごろ高校が会見を開き、謝罪した。

札幌新陽高校・赤司展子校長
誠に申し訳ございません。

重体となっているのは札幌市南区の札幌新陽高校女子硬式野球部に所属する生徒。女子硬式野球部は去年夏の全国大会に出場した強豪校だ。

北海道文化放送・石川広大記者
こちらが事故があったバッティングケージです。キャスターが付いており、事故当時、女子生徒は他の生徒4人と一緒に押しながら運んでいたということです。実際に押してみると男性一人では動かせないくらいの重たさです。

男性記者一人では全く動かせない重たさ
男性記者一人では全く動かせない重たさ

事故が起きたのはゴールデンウィーク中の5月6日午前9時半過ぎ。札幌市内のグラウンドでのことだった。

女子部員は練習前、他の4人と移動式のバッティングケージを一緒に運んでいたところ、ケージが倒れ下敷きになった。

女子部員は病院に運ばれたが、頭を打っていて意識不明の重体だという。

女子部員を知る生徒はショックを受けている。

同じ学校に通う生徒
正直すごいショックです。明るい人で仲良くさせてもらっていたので。ちょっと何か今でも信じられないです。

倒れたバッティングケージは高さ2.9m、幅2.5m、奥行き6m。金属製の支柱の下にキャスターが付いている。

事故当時、グラウンドには顧問の教員3人とトレーナー2人がいたという。

また、このグラウンドを使うのは今回が初めてだった。

札幌新陽高校・赤司展子校長
通常は別のグラウンドを使用して練習をしております。今回札幌大学さんのグラウンドをお借りするのは、女子硬式野球部、本校として初めてでした。

普段使っていたグラウンドが他の予定があって使えず、札幌大学のグラウンドを初めて使用。

こうしたことから、倒れたバッティングケージは使い慣れたものではなかったとみられている。

警察は事故直後に現場検証を行い、事故原因などを調べている。

(「イット!」5月12日放送より)