アメリカのエマニュエル駐日大使がきょう都内の大学で講演し、途上国が抱える中国の債務に警鐘を鳴らしました。

エマニュエル大使は講演で、スリランカが中国からインフラ整備の資金を受けて経済危機に陥ったことを挙げ、「中国がその国の主権を制限している」と懸念を示しました。
さらにエマニュエル氏は、中国のこうした「経済的威圧」が、来月広島で開催されるG7サミットでの主要な議題の一つになるとの見方を示しました。

その広島サミットについては、「日米の影響力は大きい」と述べ、日本の議長国としての役割に期待を示しました。
また、「政治や経済の主体性を守るためには、各国が協調性のある行動をとることだ」と指摘し、G7のさらなる結束を求める考えを強調しました。

国際取材部
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