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犬に“無免許”で帝王切開 「麻酔していなかった」検察側の質問に元従業員 杉本彩さん「非道な虐待」【長野発】|FNNプライムオンライン
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犬に“無免許”で帝王切開 「麻酔していなかった」検察側の質問に元従業員 杉本彩さん「非道な虐待」【長野発】

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犬452匹虐待で逮捕…ペットビジネスの闇

獣医師の資格を持たないのに麻酔なしで帝王切開したなどとして動物愛護法違反などの罪に問われている元販売業者代表の第3回公判が4月14日、長野地方裁判所松本支部で開かれた。証人として元従業員が出廷し、検察側の質問に「帝王切開の時、麻酔はしていなかった」と証言した。

無免許で麻酔なしに犬5匹を帝王切開 

劣悪な環境で多くの犬を飼育し虐待したとして、動物愛護法違反(殺傷、虐待)の罪などに問われている松本市の元犬販売業者代表。

起訴状によると、被告は獣医師の資格を持たないのに2021年8月、松本市の自宅(当時)で、フレンチブルドッグ4匹とパグ1匹の計5匹を麻酔をせずに帝王切開しみだりに傷つけたとされているほか、2020年4月から12月にはシーズー犬8匹に狂犬病の予防接種を受けさせなかったとされている。

施設を家宅捜索(長野県松本市 2021年9月)
施設を家宅捜索(長野県松本市 2021年9月)
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証人として元従業員が出廷

14日の公判で検察側の証人として出廷したのは、2021年2月から10月末まで被告のもとで働いていた女性。

女性は松本市寿の犬舎で主に子犬の世話や妊娠した犬の体温チェックを担当していた。

女性は検察官に「帝王切開に何度立ち会ったことがあるか」と問われると、「10回から20回ほど立ち会ったことがある」と答えた。

施設で飼育されていた犬
施設で飼育されていた犬

検察の質問に元従業員「麻酔していなかった」

女性は初めて帝王切開に立ち会った時の様子を次のように説明した。

被告はケージの上にヒーターを置き、新聞紙を敷いた。被告が犬を抑え、女性がケージにビニールひもで犬の四肢を縛ると、被告はメスで犬のおなかを切り始めた。

女性は「麻酔はしないのか」と被告に問うと、「昔は麻酔をしていたが麻酔の管理が難しく、犬が麻酔で死んだこともあり、なるべく死なないように麻酔をしないと決めた」と話した。

施設で飼育されていた犬
施設で飼育されていた犬

手術中、犬は普段の鳴き声とは違うかすれたような振り絞るような声で鳴いていたという。

検察官が「麻酔を使用したのを見たことがあるか」と問うと、女性は「帝王切開の時、麻酔はしていなかった」と答えた。検察官は何度か同じような趣旨の質問をしたが、女性は終始、「麻酔を使っていなかった」という旨の回答だった。

施設を家宅捜索(長野県松本市 2021年9月)
施設を家宅捜索(長野県松本市 2021年9月)

弁護側の質問に「麻酔していたかもしれない」

一方、弁護側からの質問ではー。

女性は「手術した犬はずっと鳴いている犬もいれば、ぐったりした犬もいて麻酔が効いていたのではと思う」と話した。

被告が検察の取り調べに「麻酔はしていた」と供述していることを聞き、「麻酔をしていたかもしれない」と思うようになったという。

ただ、女性は被告の手術を最初から最後まで見たことはないとも述べた。

また、女性は被告について、「犬のいた環境はひどく無免許でやっていたことは虐待と言われても反論できないが、犬をいじめたくてやっていたわけではないと思う」、「犬や従業員に対して暴言や暴力は絶対になく、24時間365日、犬のために働いている姿を見ていたので金儲けのためではなく、犬に対する被告の愛情と感じた」と涙ながらに話した。

なお、弁護側は、前回の公判で「鎮痛剤は使っており、みだりに傷つけてはいない」と起訴内容を一部否認している。

長野地方裁判所松本支部
長野地方裁判所松本支部

杉本彩さん「人道に反した非道な虐待」

裁判後、被告を刑事告発し、初公判から傍聴している動物環境・福祉協会Evaの杉本彩理事長は、次のように述べた。

動物環境・福祉協会Eva・杉本彩理事長(4月14日)
動物環境・福祉協会Eva・杉本彩理事長(4月14日)

動物環境・福祉協会Eva・杉本彩理事長:
傍聴すれば傍聴するほど非常に人道に反した非道な血も涙もない虐待を繰り返していたと鮮明に映像が浮かぶ。実刑以外ないでしょと思う。動物虐待は罪深い犯罪だと同時に、いかにこのペット事業の事業者が非道なことを繰り返し無免許の帝王切開が常態化していることを本当に世間の人に知ってほしい、モラルある消費をしてほしい

次回公判は5月10日、地裁松本支部で開かれる。

(長野放送)

長野放送
長野放送

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