「緊急事態宣言」全国に拡大 大都市圏の人出は減少も…

全国への緊急事態宣言が出されて、初めての日曜日である4月19日。
各地の人出は大都市圏で8割ほど減り、軒並み減少していることが分かった。

NTTデータが携帯電話の位置情報などをもとに推計したデータ(4月19日午後3時時点)によれば、東京新宿は1月~2月の感染拡大前と比べて79.9%減少、渋谷センター街は77.6%減少、大阪梅田は86.9%減少と大都市で軒並み減少となった。

飛沫感染で必要な距離として2mでは不十分。ジョギングでは10m必要

一方、人出が減少している中、賑わいが見られたのが都内の公園だ。
しかし、今ジョギングに関するある研究に注目が集まっている。

なんと2m離れていても飛沫が飛んでくる可能性があるというのだ。
では、どの程度離れれば安全なのだろうか?

4月19日、東京都内の公園ではジョギングなどで汗を流す人の姿があった。
途切れることのないランナーの流れ。同じような光景は別の公園でも。

10代女性:
人が多いです。普通の休日と変わらない感じですね。

20代女性:
運動不足で家でゴロゴロしていると、夜眠れないので。

ランナーに感染予防について聞いてみると…

20代女性:
(間隔を)あけたり、避けたりはしてます。

50代女性:
私は2mくらいという感覚。

人と人との間隔を空けるソーシャルディスタンス。
しかし、ジョギングなどの場合、2mでは不十分だという研究結果が出ている。

ベルギーとオランダの大学が共同で制作した映像によると、
走っている人の背後では、らせん状の気流ができている。口から吐き出た唾液は、この気流に乗って後方へ飛び散り2m後ろにいても、飛沫を受けてしまうという。

飛沫を避けるのに必要な距離は、時速4キロでウオーキングした場合だと4m・5m。
ジョギングの場合だと10mも離れないといけない。
さらに、自転車で走る場合は20m離れる必要があるという。

この結果にランナーたちは…

20代女性:
え?そうなんですか?

50代女性:
結構近くで走っていますよね。

20代女性:
(間隔を)あける余裕はないですね。走ってたりすると周りの人のペースに合わせるのが苦手なので。

研究者の一人は感染拡大につながるほどではないとしつつも、こうしたリスクを避けるよう呼びかけている。

研究者たちも強く呼びかける、ジョギングの際の注意事項

医師でジョギングが趣味だという東京理科大学の鈴木立紀准教授はジョギングの注意点を強く呼びかけている。

東京理科大学・鈴木立紀准教授:
飛沫をかぶる可能性があるということで言いますと真後ろを走るよりは離れた横あるいは斜め後ろぐらいというのが一時的には感染のリスクは低いかなと思います。人との距離を空けた状態で追い抜いてあげるとかマナーというか思いやりです。

(「Live News it!」4月20日放送分より)