一関市の厳美渓は3分咲き 見ごろはもう少し先

4月10日の県南地域。岩手県一関市の厳美渓は、3分咲きといったところで、見ごろはもう少し先のもよう。奥州市の水沢公園は、かなり満開に近い状態。

平泉町の中尊寺前の道路沿いは、満開を迎えている。

知る人ぞ知る大船渡の名所…地元民が愛する石川啄木の歌碑とウナギも

そして、9日に満開を迎えた沿岸の桜。
大船渡市盛町にある天神山公園は、知る人ぞ知る桜の名所。(9日撮影)

山の上には社殿があり、その前に広がる公園の一角に120年前に大船渡を訪れた石川啄木の歌碑がある。

「愁(うれ)ひ来て 丘にのぼれば 名も知らぬ 鳥啄(ついば)めり 赤き茨(ばら)の實(み)」

この句は、与謝蕪村の作品と似ていたため、歌集「一握の砂」から抹消した方がいいと言われた句。友人だった金田一京介の筆跡で、もしかしたら、このことを悔しく思い、金田一が書き残していたものかもしれない。

そして、盛町の歴史をもう1つ紹介する。

天神山公園の前にある「三浦屋」は、100年以上続くうなぎ屋。創業当時から継ぎ足した秘伝のタレをつけて焼き上げる活うなぎ、さらに肝吸いもおすすめ。

天神山公園と三浦屋さん。どちらも地元のみなさんが愛し、守り続けている大切な歴史。

震災の津波から逃れた唐丹町本郷の桜並木

釜石でも桜が満開を迎えている場所がある。唐丹町本郷にある桜並木。150本ものソメイヨシノが800メートル続いている。

この桜の木は、昭和三陸地震の翌年、復興を願い、86年前(1934年)に植樹されたが、9年前(2011年)、再び、東日本大震災の津波が町を襲った。しかし、波は桜の木を避けたかのように、植えた場所まで上がってくることはなかったという。
守ってくれた桜の木に感謝し、今も毎年、町の人々は桜の木を植え続けている。

この町で生まれ育った小池えりかさんは、津波で家が流された。その経験もあって、復興を強く願うようになり、被災者への支援活動を行ってきたという。

小池えりかさん:
桜は、この土地になくてはならないもの。桜が咲いた時だけでなく、5月の葉桜、雪の時期には、雪をかぶった桜の木、それぞれがそれを生きがいに生活している

(岩手めんこいテレビ)