電車の走る音から…愛称は『ガチャコン』

『ガチャコン…ガチャコン…』

滋賀県の東部を走る近江鉄道。
電車の走る音から『ガチャコン』と呼ばれ親しまれている。

沿線には、約100本の桜並木がある。
電車の乗客に景色を楽しんでもらおうと、地元住民が植えた桜だ。

『ガチャコン』には33の駅があるが、もっとも古い駅舎が東近江市の「桜川駅」。

明治33年に建てられ、2020年で開業120年を迎えるという。

しかし、10年前からは人員削減などの影響で無人駅となり、地元の住民が駅を守っている。

桜川駅の近くに住む岡崎正子さん(75)。
駅舎に季節の花を飾っている。

岡崎正子さん:
毎日、電車で病院へ行ってる人が喜んではりますよ。きょうはどんなのがあるかなって、これが楽しみで来てるんですって言わはるから。うれしいことやなと思ってね。思い出があるでしょう、小さいときからの。こういう感じの駅はこれからは希少価値ありますね。

ホームの屋根の柱に使われているのは、『ガチャコン』の古いレール。
地元の住民がさび落とし作業を行っている。

美化活動を呼びかけた西田善美さん(72):
駅舎で明治33年のまま残っているのは、おそらくこの駅ぐらい。みっともない駅やけど、大事にして。今までは当たり前だと思ってやってたけど、今度は自分たちで守っていかないかんなという思い。

白いペンキが塗られた柱には、「桜の花」が咲いた。

地元住民に愛され、守られている『ガチャコン』。

今年も桜並木を走りぬける。

(関西テレビ)