1週間水を止め忘れ…

高知市の小学校で2021年の夏、教師がプールの水を1週間止め忘れ、水道料金が余分にかかってしまったという出来事があった。

これについて高知市は、この教師らに対し約132万円を請求することを決めた。

この出来事があったのは高知市の初月小学校。

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担当の教師が1週間プールの水を止め忘れた結果、水道料金が膨れ上がり、例年通りの頻度でプールの授業を行っていたコロナ禍前の2019年と比べ、250万円ほど多くかかった

これについて高知市は「市民の財産に大きな損害を与えた」として、この教師に加えて校長と教頭の合わせて3人に対し、掛かった料金の半分程度の約132万円を請求することを決めた。

水道を止め忘れた教師が、請求額の50パーセントにあたる約66万円。校長と教頭が、それぞれ25パーセントにあたる約33万円ほどを支払うことになる。

個人が負担するべき?

加藤綾子キャスター:
ミスはダメですけれども、日々、先生たちも色々なことに追われる中で起きてしまうこともあると思うんですよね。複数人でのチェック体制など再発防止の対策は必要だと思うのですが、ただかなりの金額ですし、個人での負担というのはしなくてもいいんじゃないかなと、私は思ってしまうんですが…。

ジャーナリスト・柳澤秀夫氏:
責任の所在をはっきりさせて、けじめをつける必要があるとは思います。でも確かに、個人の責任というかたちでお金を払うというのは、ちょっと忍びないですよ。もっと大切なことは、こういったミスが二度と起きないようにするために、どうすればいいかということだと思うんですね。

例えばセンサーを付けておくとか、あるいは役割分担をもっと明確にしておくとか。さらには子どもたちの学びの場である学校で、問題やトラブルが起きないようにするためにどうすればいいかを普段から考えるきっかけとして、今回の出来事を捉えてほしいなというふうに思います。

(「イット!」12月27日放送分より)