「悪くはない」「他の使い道に…」街では賛否

4月1日に開かれた文部科学省の会見で、担当者が着けていたのは柄がユニークな布マスク。

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一方、無地の布マスクをつけた安倍首相は同日、洗って繰り返し使える布マスクを全世帯に2枚ずつ配布することを表明した。

突然、飛び出した布マスク配布案。街からはさまざまな反応が…

40代女性(母と2人暮らし):
もう政府に何も望んでいないかもしれない。もう怒りは通り越しているかもしれないですが、不安は解消されない。2枚いただいたところで、別にという感じです。

30代女性(3人家族):
悪くはないと思います。

60代女性(3人家族):
(使い捨てマスクが)なくなった時用に。

40代女性:
正直、他の使い道に使ってほしいかなと思います。

尾木直樹さんも苦言

布マスク配布の衝撃は、ネット上にも広がっていた。アベノミクスならぬ「アベノマスク」という言葉まで誕生。

50代女性(夫と2人暮らし):
郵送費をかけて配布するんだったら、もっと違うお金の使い方があるのかなって。

“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹さん(73)は、自身のブログで…

もう《今頃》何を考えておられるのでしょうか?本気で心配です!(尾木直樹さんの公式ブログより)

と厳しい意見が上がった。

閣僚は使い捨てマスクを着用…安倍首相の意図は?

では、安倍総理を支える側近はというと、1日の感染症対策本部の会合に出席していた閣僚は、全員使い捨てマスクを着用していた。

これには「そこは足並みをそろえてよ(笑)」という強烈なツッコミが。また、安倍首相のマスク姿に「小さい!給食当番みたい!」と違和感を覚えた人もいた。

さらに、政府関係者からは「皆さんに配っている以上、有効ですよとメッセージを出したいんだろうね」という声も。

安倍首相は、2日もブレずに布マスクを着用。衆院本会議で、布マスクの配布を決めた理由を次のように語った。

安倍首相:
急拡大するマスクの需要の抑制を図り、国民の皆さまの不安解消に少しでも資するよう、速やかに取り組んでまいりたいと考えております。

(「Live News it!」4月2日放送分より)