1日における過去最多の78人の感染を確認した東京都

新型コロナウイルスで1日における過去最多の78人の感染を確認した東京都。緊急事態宣言はどうなるのか?

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東京の感染者数は先週3日連続で40人以上に。土日には連続して60人を超えていた。

昨日13人と一旦減ったものの、これは前日が休みの医療機関が多く、検査数が少なかったためで、今日は週末の分も含めて増えた可能性があると見られている。

夜のクラブやバーなどで感染した可能性が

日を追うごとに感染者数が増加する中、東京都が危機感を抱いているのが、感染経路不明の感染者が増えている点だ。厚生労働省のクラスター対策班が経路不明者の行動を分析したところ、夜のクラブやバーなどで感染した可能性が浮上している。

また、クラスター対策班は26日からの1週間で、159人の感染者が発生すると試算していたが、今日時点で約2倍の309人に達している。

緊急事態宣言はどうなるのか?

小池知事は安倍首相と会談。緊急事態宣言について「都内の感染状況を伝えた。状況はギリギリと申し上げており、国家としての判断が今求められているのではないか」と述べた。

佐々木恭子アナウンサー:
今日新たに東京都で78人の感染者が確認されました。昨日は13人。今日は過去最多の78人。総数は521人になっている。患者が爆発的に増えるオーバーシュートを引き起こすと言われているのが、感染経路が分からない、いわゆる感染経路不明者の数だが、一昨日は68人の感染者のうち、感染経路不明者は26人だった。昨日は13人の感染者のうち、7人が感染経路不明だった。
今日の78人のうち、既に永寿総合病院での感染が10人と分かっている。残りの68人のうち、一体何人が感染経路が分からないのか?その数が今後の対策を打つ上で注目されます。

ナビタスクリニック新宿・濱木珠恵院長:
この1週間ほどのトレンドを見ていると、昨日はたまたま少ないですが、増えてきていますので、このまま全体像として増えていく可能性はあると思います。
今まではクラスターを抑えるという形で対応していましたが、次のステップを見据えて、見えない感染者がいるだろうということで、対策を少し変えていく必要があると思います。
例えば東京都でいうと、軽症の方が入院になっているのですが、そういう方は自宅や施設に入るというギアチェンジが必要だと思う。現状の検査の態勢も少し考えていく必要があると思います。

(live News it! 3月31日放送分より)