「完全な形で実現する」。感染拡大に世界が揺れる中、東京オリンピック・パラリンピックについての安倍首相の発言に波紋が広がっている。

開催をめぐるこれまでの経緯を振り返ると、2月25日、カナダのIOC委員が「開催判断の期限は5月下旬」と発言。
そして3月11日、組織委員会の高橋理事がアメリカのメディアに対し「1~2年延期するのが最も現実的な選択肢」との見方を示した。
さらに13日、トランプ大統領が「無観客での開催より1年延期したほうがいい」と述べている。

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こうした中、安倍首相は17日未明、G7首脳とのテレビ会議の後、記者団に対し次のように説明した。

安倍首相:
東京オリンピック・パラリンピックを完全な形で実現するということについて、G7の支持を得たところでございます。

「完全な形で実現する」ことに支持を得たと発言したが、開催時期については言及しなかった。

安倍総理が言及した「完全な形で実現」とはどのような意味なのか。政府内で憶測が広がっている。

(「Live News days」3月17日放送分より)