客室乗務員や宅配便の配達員も感染

瀬戸際の2週間を過ぎても止まらない新型コロナウイルスの感染。
宅配便の配達員や航空機の客室乗務員など接客に当たる職業にも広がっている。

3月9日、日本航空に勤める50代の女性客室乗務員の感染が確認された。
2月25日アメリカのシカゴで発熱などの症状が現れ、26日に成田空港に到着している。

 
 
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さらに名古屋市にある佐川急便港営業所に勤める60代の男性配達員の感染も明らかになった。

 
 

この配達員の80代の母親もおととい7日に感染が確認されているため、家庭内感染とみられている。

 
 

男性配達員は7日に37度を超える発熱があり、病院を受診。翌8日に陽性が確認された。

発熱する直前の3月3日から6日にかけて配達作業をしていたという。

佐川急便は濃厚接触の疑いのある従業員を自宅待機させ、営業所の消毒を行うとしている。

 
 

街では不安の声

各家庭に荷物を直接届ける配達員の感染に街の声は。

 
 

--宅配って何か利用頻度が上がりましたか。

男性:
2倍ぐらいになりました。
水とか、日常品、あとは、食料品もちょっとあります

女性A:
回数を減らしてまとめて買うようにしている

女性B:
怖いなとは思うんですけれども、でもないと、実際に子どもの物を買いに行ったりとかもすぐできないので。

宅配便受け取る時の感染リスクは

玄関先で宅配便を受け取る際の感染リスクはどの程度あるのか。

 
 

感染した配達員から荷物を受け取る際、荷物の同じ箇所を触るとウイルスが手に付くことが考えられる。

また受け取りサインの際によく配達員からペンを借りるが、配達員から借りたペンにもウイルスが付着している可能性がある。

こうした形での感染リスクについて専門家は

 
 

ナビタスクリニック新宿 濱木珠恵院長:
もちろん(配達員の方が)くしゃみとかを手で受けていたら(荷物にウイルスが)ついている可能性がゼロではないです。

私は、単純に荷物を受け取ったとか、サインのボールペンを一緒に使っただけではすぐにうつらないと思います。ただをその手をそのまま自分の口に持っていったというふうになるとまた話は違ってきます。

対策はやはり“手洗い”

ナビタスクリニック新宿 濱木珠恵院長によると、注意すべきはウイルスが付着したかもしれない手でそのまま口などを触ってしまうことだといい、その対策は、やはり手洗いだという。

 
 

ナビタスクリニック新宿 濱木珠恵院長:
荷物を触って家の中に置いたら自分もまたもう一度手洗いをしているという状態であれば問題ない思います。

宅配の業者の方と直接接するのって本当に何十秒かの話だと思うんですね。

目の前で咳とかくしゃみとかをされている状態でなければまず接触ですぐに感染してしまうリスクは低いんじゃないかと思います。

 
 

(Live News it! 3月9日放送分より)