20歳の聖火ランナー「感謝の気持ちを持って走りたい」

2020年は東京オリンピック・パラリンピックの年。聖火リレーの詳細とともに高知県内のコースを走る聖火ランナーが発表され、2020土佐路をかける「20歳の聖火ランナー」と題して高知のランナーたちの思いに迫る。

晴れの日を迎えた新成人たち。

八木舞香さん、19歳。今年の3月に二十歳を迎える。

週3回、体力維持のため、5キロランニングをする舞香さん。実は聖火ランナーに
選ばれたのだ。

八木舞香さん:
応援しに来てくれた方々に感謝の気持ちを持って走りたいです

「20歳の聖火ランナー」。その感謝の思いとは。

八木舞香さん:
ここに苗字を書いてもらって、こっちにお名前をお願いします

高知県奈半利町役場に勤める舞香さん。高知工業高校を卒業後、町役場に就職し町民と直に接する窓口業務を担当している。

八木舞香さん:
最初はちょっと不安だったんですけど、だんだん慣れてきて、お客さんと話してそれが楽しいなと感じるように最近なってきました

出身は高知市だが、舞香さんの祖父母が暮らす奈半利町は小さいころからよく訪れた第二の故郷だ。

舞香さんは祖父の高橋正光さん、祖母の春代さんと暮らしている。食卓には野菜をたっぷり使った栄養満点の食事が並ぶ。

舞香さんの祖母 高橋春代さん:
全部食べてくれます。全部完食します。感心します

ーーおばあさんの作る料理はどうですか?

八木舞香さん:
おいしいです。健康的な食事ばっかりなんで体にいいと思います

壁には祖母・春代さんの直筆のメッセージが。食事は春代さんが作ってくれていて、聖火ランナーに選ばれた舞香さんの健康をサポートしてくれている。

八木舞香さん:
お母さん、お父さん代わりでお世話してくれてるので、その感謝を込めて頑張って走りたい

舞香さんの祖母 高橋春代さん:
いいことや、いいことや

舞香さんの祖父 高橋正光さん:
すごいこと言うたね

大きなターニングポイントとなったバレーボール

週に1度通う体育館。聖火ランナーに選ばれた舞香さんが打ち込んでいるのはバレーボールだ。舞香さんは老若男女が集まる地元の同好会でアタッカーを務めている。舞香さんにとってバレーボールとの出会いは大きなターニングポイントだった。

八木舞香さん:
バレーボールを始めて自分が変われたっていうことと、こんなにたくさんの人と出会えて一緒にバレーボールができて、さらに奇跡が起きて聖火ランナーにも選ばれたのでバレーボールのおかげだなって感じですね

舞香さんがバレーボールを始めたのは低学年のころ。バレーボール経験のあるお母さんから勧められたのがきっかけだった。

八木舞香さん:
小学校入学してすぐくらいは、すぐ体調崩して学校に全然行ってない感じでした。欠席とか、早退も結構あったんですけどバレーを始めてからはほぼゼロ

小学校高学年になると、レシーバーとしてチームを何度も優勝に導く中心選手に成長。中学、高校でも主力選手として活躍した舞香さんはバレーボールに引き合わせてくれた母に感謝している。

八木舞香さん:
バレーを勧めてくれたお母さんとバレーの小学校の時の監督に感謝の気持ちを持って走りたいと(聖火ランナーの応募用紙に)書きました

成人式の日…初めてのメイク

高知市の成人式の日。美容室でヘアメイクをしている舞香さんがいました。両親が後ろから見守る。

舞香さんの母 歩さん:
仕事行くときもスッピンで行っているので。今までファンデーションすら塗ったことないんじゃないかな

八木舞香さん:
今まで(メイクを)したことがないので新鮮な感じがします

舞香さんの母 歩さん:
着物とかすごい嫌いな子で。保育園の夕涼み会の浴衣も嫌いで。甚兵衛みたいなのを着てたくらいなんで(着物は)着たことないですね。初着物

初めての着物は鮮やかな青。舞香さんの好きな色だ。

舞香さんの母 歩さん:
子供だと思ってたんですけど、もう大人なんだなっていう実感があります。(走る姿を)見て、誰かが「がんばろう」って思ってくれるような走りをしてもらいたいです

八木舞香さん:
自分がつらいときとかしんどくなって学校に行きづらくなった時も無理やり行かそうとするんじゃなくて、対策を考えてくれて、バレーボールを勧めてくれて、そのおかげで今ここに立ててると思うのでお母さんとお父さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです

今年4月21日、舞香さんは聖火ランナーとして奈半利町のふるさと街道を駆け抜ける。

ーー奈半利町の好きなところは?

八木舞香さん:
人が暖かいというところですね。こっちにきていろんな人に声かけてもらって知り合いも増えたのでそういうところが(奈半利町の)いいところだと思います。応援しに来てくれた方々に感謝の気持ちを持って走りたいと思います

家族に、仲間に、そして大好きなバレーボールに、感謝の気持ちを込めて走る舞香さん。たくさんの感謝を胸に二十歳の聖火ランナーがスタートラインに立つ。

八木舞香さん:
オリンピックへ聖火をつなぐぞ

(高知さんさんテレビ)