厚生労働省は、新型コロナウイルスについてここ1~2週間が感染拡大か収束かの「瀬戸際」だと強調している。
その上で専門家会議では、感染拡大を防ぐポイントを2つ上げている。
まず、「手が届く距離で会話するような状況は感染リスクを高める」として、飲み会や立食パーティーなどを控えることを呼びかけている。
だが、ホテルや飲食店では不安の声がさらに広がっている。
グランドニッコー東京 台場 吉田真人チーフマネージャー:
ホテルに勤めているものにとっては非常に痛い発表。損失は億単位で出ている
もう一つ、注意喚起しているのが病院への受診だ。
風邪や発熱など、症状が軽い場合は外出をせず、自宅での療養を呼びかけている。ただし、37.5度以上の発熱が4日以上続く場合などは専門機関を受診するよう呼びかけている。
しかし、SNS上では「37.5度以上の熱が4日以上続き、検査を希望したにもかかわらず受けられなかった」という声が上がっている。
呼吸器の専門医は「保健所に問い合わせてもなかなか検査が出来ないのが実情。もっと民間の検査会社のPCR検査を利用出来るようになれば、多くの検体数を検査処理できる」としている。
今後は、こうした検査態勢の拡充も急務と言えそうだ。
(「Live News days」2月25日放送分より)