伝統の和紙に注目する外国人女性

「世界に福島の魅力を発信したい」と話すのは、ニュージーランド出身の女性。
福島・いわき市の地域起こし協力隊として活動する彼女が注目したのは、400年以上続く伝統の和紙だった。

いわき市遠野町で収穫されたのは、和紙の原料となる“コウゾ”。

この記事の画像(9枚)

畑は台風で冠水、2019年に収穫できる量は落ち込んでしまった。

住民と収穫作業に汗を流すのは、ニュージーランド出身のシルヴィア・ギャラハーさん(25)。
10月から、地域起こし協力隊の一員として、「遠野和紙」の技術を学んでいる。

(Q.地域の皆さんが育てたものを大事に?)
シルヴィア・ギャラハーさん:

そうですね、もちろんそうです

大好きないわき市の「伝統」学ぶ姿

いわき市の遠野地区で、400年以上前から製作されてきた「遠野和紙」。
手すきならではの味わい深い紙質と、2年、3年と時がたつと白くなる特徴があり、地区の学校の卒業証書にも使われてきた。

(Q.遠野の皆さんはどうですか? )
シルヴィア・ギャラハーさん:

皆、本当に優しくしてくれます

地域の女性:
伝統をしっかり守り継いで、外国にも発信したいって

2019年7月までは、いわき市の中学校に勤務していたシルヴィアさん。大好きないわき市に住み続けたいと協力隊の門をたたき、遠野和紙の魅力に引き込まれた。

収穫したコウゾは、窯で2時間ほど煮詰め、蒸らす。柔らかくなった皮を剥げば、内側にある白い部分が紙の原料となる。

シルヴィア・ギャラハーさん:
紙すき自体も、(コウゾを)干すところも難しいです。紙すきは楽しみですね。頑張っていきたいなと思います

本格的な紙すきの作業は年明けから。

遠野和紙の伝統守り、世界に届ける…挑戦続く

シルヴィアさんは、自分がすいた和紙で絵本を作り、世界に福島の魅力を発信したいと考えている。

シルヴィア・ギャラハーさん:
(海外では福島県の話題で)大震災とか原発事故の話がすぐ出るので、ここで(私が)生活していることを見せたい

遠野和紙の伝統を守り、世界に届けたい。シルヴィアさんの挑戦は、始まったばかりだ。

(福島テレビ)

【関連記事:日本各地の気になる話題はコチラ】